沖縄発!「ローカル旅行」の楽しみ方から予約まで
現地の自然や文化、歴史を知るエコツーリズム。今回は沖縄を学ぶコース。 海洋博公園で海の生き物の生態を学び、やんばるの森ではアクティビティを通じて自然や動物について案内を受けることができる。 様々な美しい自然に触れたあと、最後は座喜味城跡で琉球王国の歴史を学びフィニッシュ!
レンタカー案内所は空港1階到着口にあり、車で10分程度の圏内には多数ある。 空港の到着ロビーを出ると各レンタカー会社のシャトルバスが待機していて、それに乗って営業所まで行き、手続をして借り出すというシステム。 返却も同じ営業所で行い、シャトルバスが空港まで送ってくれる。 軽自動車からワゴンまで、あらゆる車種がそろう。
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海洋博公園は、昭和50年に沖縄で開催された沖縄国際海洋博覧会を記念して、設置された太陽と花と海をテーマにした国営公園である。沖縄美ら海水族館は、自然豊かな沖縄の海をそのまま展示するコンセプトのもと、沖縄の海との出会いをテーマにしている。水族館では世界最大の魚ジンベエザメが観られるほか、巨大水槽の黒潮の海や、サンゴの海と熱帯魚の海水槽を真上から観ることができる。また、お土産ショップではオリジナルグッズやぬいぐるみが販売されている。
水族館のメインスポット黒潮の海には、サメの生態が詳しくわかるサメ博士の部屋がある。現在10種のサメが展示されており、珍しい標本を観察することができる。また、ここでしか手に入らないオリジナルミュージアムグッズとして、最新技術でリアルに再現し、レプリカ作製した、リアルなサメ歯レプリカのガチャガチャが設置されている。
族館に入館してすぐのところにイノーの生き物たちがいる。イノーとは沖縄の方言で、サンゴ礁に囲まれた浅い海(礁地)のことを指している。このイノーの生き物たちでは、イノー(礁地)の周辺に住む約26種類の生き物を展示している。最近では新しい仲間が登場し、併設のパネルを観ながらイノーの生き物たちについて勉強することができる。
備瀬のフクギ並木は約1㎞の並木道となっている。並木では隙間から吹く潮風の香り、差し込む日差しと落ち着いた静けさを運び、心を落ち着かせゆったりとした時間の流れを感じさせてくれる。また、葉っぱが沖縄の強い日差しを遮ってくれるため、きらきらとした木漏れ日を感じながら心地よく散歩ができる。そして連続テレビ小説のちむどんどんでは、メインビジュアルの背景として備瀬のフクギ並木が登場しており、聖地巡礼や写真撮影、SNS映えも間違いなしだ。
そもそもフクギ(福木)とは日本では沖縄でしか見られない熱帯性常緑高木だ。樹がまっすぐに育ち、幹は丈夫で、葉は密に付き、風害や塩害に強いことから、かつて沖縄では防風林や防火林として家の周りを取り囲むようにして植えていた。備瀬のフクギ並木でも、沖縄の強い日差しから守ってくれるため、暑さを忘れて観光することができる。
フクギ並木の隣には備瀬ビーチがある。ここはシュノーケリングスポットとしても有名で、海の透明度が高く、サンゴ礁や魚を観られることが特徴だ。また、天気の良い日は、伊江島タッチューの名で親しまれる城山(ぐすくやま)を観ることができる。そして日が沈む時間帯に観る、フクギ並木と備瀬ビーチのセットは絶景だ。
やんばるの森とは沖縄島北部の国頭村、大宜味村、東村をふくむ、山々が連なり森の広がる地域を意味する、通称やんばる(山原)地域を指している。ここには世界的に希少な生態があることが特徴で、絶滅危惧種や希少な固有種(固有亜種)が分布していることから、固有種の宝庫とも呼ばれている。また、やんばるの森認定のツアーガイドさんも付いているため、やんばるにしか生息しない動植物への理解を深め、楽しみながら大自然と触れ合うことができる。
やんばるの森ではカヤック(カヌー)やトレッキングなどのアクティビティが充実している。カヤックツアーではガイドさんと一緒に安波ダム<クイナ湖>内を周遊・探検し、亜熱帯特有の動植物や自然の滝などを観察することができる。 夏季には、渓流で泳ぐリュウキュウアユの群れにも出会えるかも!?
やんばるでは、ヤンバルクイナ飛び出し注意の道路標識を見かけることが多々ある。ヤンバルクイナは日本唯一の飛べない鳥であり、絶滅危惧種として登録されている。そのため車との事故も多く、環境省では、ヤンバルクイナ保護増殖事業計画に基づき、ロードキル対策に取り組んでいる。
東シナ海を一望できる絶景のスポットとして真栄田がある。ここは青の洞窟としても知られており、シュノーケリングとダイビングのスポットとして有名で、海を観る人に感動を与えてくれる。また、真栄田岬には、ダイビング講習や休憩所として利用できる多目的スペースや、憩いの広場、そして東屋があるため、泳がなくても真栄田岬周辺の綺麗な海を満喫することができる。
真栄田岬ではウォーターアクティビティが有名であり、特にダイビングとシュノーケリングが人気だ。シュノーケリングはダイビングと異なりライセンスが必要なく、道具も少なく手軽にできる。また、ダイビングの装備はレンタルが可能で、インストラクターも付くので、初心者でも安心して潜ることができるため、魚と同じ目線で泳ぐことができる。
真栄田岬は沖縄海岸国定公園に指定されている。憩いの広場には綺麗な芝生が広がっており、ピクニックに最適だ。また、東屋からは真栄田岬周辺の綺麗な海を満喫することができ、2~3月末は、岬沖合にザトウクジラが見られることもある。真栄田岬は泳がなくとも、綺麗な海を満喫することができる絶景スポットだ。
世界遺産に登録されている座喜味城跡は、戦乱の世だった三山時代に活躍し、15世紀前半に国王に対抗する勢力を監視する目的で築城された。琉球王国統一後の国の安定に尽力した山田城の城主護佐丸が、北山監守の時に山田城を取り壊してその石材を運ばせて作らせたと伝えられている。座喜味城跡は、城壁は琉球石灰岩によるあいかた積みを基調とし、アーチ門とその両脇は整然とした布積みとなっていることが特徴だ。城壁や城門の石積みの精巧さや美しさは沖縄の城の中で随一といわれている。
座喜味城跡は攻めてきた敵を倒すための工夫で、身を乗り出さなくても下の様子が見えるよう、多方向に攻撃できる高台に築かれている。そのため、中南部の景色を一望でき、城跡を登るにつれて絶景が見えてくる。また、夕方に時間を合わせると、東シナ海に落ちる綺麗な夕日を観られる穴場スポットでもある。
座喜味城跡では冬の季節にライトアップイベントが開催されている。6万色もの色彩が、時間・季節によって彩を変化させ、城壁に映し出された幻想的な彩を楽しむことができる。城壁以外はライトアップされていないため、暗闇の中に照らされた城跡は眩く、昼とは違った城跡の美しさを感じることができるだろう。
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亜熱帯の木々が生い茂る、自然が多く残るやんばる地域。 「大宜味シークヮーサーパーク」で特産のシークヮーサーを味わった後は、「又吉コーヒー園」でコーヒーの焙煎体験。 大自然を満喫できるジャングルカヤックに出かけ、沖縄本島北部を代表するパワースポット「大石林山」で自然の神秘を感じ入る。
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