滋賀発!「ローカル旅行」の楽しみ方から予約まで
琵琶湖の東海岸、南北に延びる通称「さざなみ街道」を、湖畔の自然や湖北の田園風景などを眺めながら北へ。 途中、風情あふれる近江八幡、湖を見渡せる長命寺、国宝の彦根城などへも立ち寄る。 近江牛のランチや話題のアウトレットでショッピングも楽しみたい。 文/児島奈美
駅から徒歩10分までのところにオリックスレンタカー、駅レンタカーなどが営業をしている。営業時間は8時から20時までのところが多い。 大手では乗り捨てができるところもあるので、琵琶湖沿いに伸びるJRを利用して帰ってもいい。 店舗にもよるが、軽自動車から普通車、ワゴン車など幅広い車種が選べる。
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名神高速道竜王ICから約500m、アクセス抜群のところにある人気のアウトレットモール。 店舗数が約230店舗と、近畿圏最大級。 竜王町の豊かな自然に包まれたリゾート感覚あふれる空間で、ショッピングを心ゆくまで楽しもう。 飲食店やフードコートもあり、ドライブの休憩スポットにもおすすめ。
水と緑に囲まれた自然豊かな空間演出が魅力。 太陽光発電パネル導入など環境はもちろん、ベビーカーや車いす貸し出しなど細やかな配慮がうれしい。
水郷の美しい琵琶湖東岸にある旧市街。 豊臣秀吉の甥、秀次が城下町として基礎を築き、近江商人発祥の商業都市として発展した。 往時の商家の邸宅や土蔵などが残る八幡堀や新町通りなどは、国の重要伝統的建造物群保存地区として選定され、時代劇などの撮影ロケ地としてよく使われている。 また、米国生まれの建築家、ウィリアム・メレル・ヴォーリズが残した多くの近代建築も点在している。
明治10年に八幡東学校として建築された白雲館(写真)は、瀟洒な擬洋風建造物。
近江八幡市の名誉市民第1号でもあるヴォーリズ氏。 彼の設計した建築巡りも、近江八幡の観光では欠かせない。 旧ヴォーリズ邸でもあるヴォーリズ記念館、現在はギャラリーなどでも利用される旧八幡郵便局(写真)などは必見だ。
昭和22年創業の老舗精肉店。 自然豊かな滋賀県日野町の自家牧場で、但馬系統の優れた牛を厳選し、繁殖から肥育まで一貫して育てた極上の近江牛を提供する。 併設のレストランでは、近江牛のすきやき、しゃぶしゃぶ、鉄板焼の一人用御膳も用意。 ほかにも、近江牛3種握りなどがつく近江牛づくし弁当やハンバーグなども好評だ。
近江八幡の中心的存在の白雲館からほど近い仲屋町通りに店を構える。 1階のショップで販売の近江牛ビーフコロッケは、注文ごとに揚げてくれる。 アツアツをほおばりながら、近江八幡の町散策を楽しんで。
1階のショップでは、直営牧場で大切に一貫飼育した近江牛を購入できる。 サシの入りも見事な肉は、自宅用はもちろん、贈答やお土産にもぴったり。 近江牛を使った自家製惣菜なども要チェック。
近江八幡市の北西端、琵琶湖畔にそびえ立つ長命寺山の南側山腹に位置し、聖徳太子が開基と伝わる寺。 3世紀後半~4世紀初頭の景行天皇の御世、大臣などを務めた武内宿禰がこの山で長寿を祈願して叶ったと伝わり、長寿長遠のご利益を求めて、多くの参拝者が訪れている。 中世は比叡山(延暦寺)西塔の別院として栄えたが、戦国時代の兵火により伽藍は全焼。 社殿は室町時代に再建された。
大永4年(1524)築の檜皮葺き入母屋造りの本堂や慶長2年(1597)に建立された三重塔をはじめ、護摩堂、鐘楼は国の重要文化財に指定され、見ごたえがある。 西国三十三所観音霊場の第31番札所。
寺院は、長命寺山の山腹の標高250メートルほどのところにある。 琵琶湖の湖畔付近から延びる参道の長い石段は、本堂まで808段あるそう。 駐車場は8合目付近にあるので、体力に自信がない人も安心して参拝できる。
絶景ポイント さざなみ街道
大津市から長浜市木之本町まで、琵琶湖東岸を南北に走る道は、「さざなみ街道」の愛称で親しまれている。 琵琶湖の自然や近江の田園風景など、滋賀ならではの四季折々の雄大で美しい風情を眺めながらドライブできる。
多くの大老を輩出した旧彦根藩、井伊家の居城。 徳川家康の命により慶長9年(1604)に着工し、約20年の歳月をかけて完成した。 現存する天守は、附櫓と多聞櫓とともに国宝に指定されており、日本の国宝四城の一つである。 平成8年の大改修では、白壁の塗り替えや天守の屋根瓦の葺き替えなどを行い、美しく蘇った。 城周囲は国の特別史跡にも指定されている。
城北東にある大名庭園。 江戸時代には、隣接する楽々園とともに「槻御殿」と呼ばれた旧彦根藩の下屋敷で、4代直興により延宝5年(1677)から造園がはじまり、同7年に完成したと伝えられる。
「日本の音風景百選」に選ばれている美しい鐘の音が、今も定時に城全体に響いている。 幕末期の12代直亮の治世時に鐘を鋳造した際、より美しい音色になるようにと大量の小判が投入されたと言われている。
いぶし瓦の切妻屋根に、白壁に映える紅殻に煤を混ぜた黒格子、江戸時代の城下町をほうふつさせる町家が、彦根城から南へ伸びる通りに軒を連ねる。 建物の中は、レストランやカフェ、土産店、雑貨店、和菓子店など。 ショッピングや味わいを楽しみながら、そぞろ歩きを満喫したい。
夢京町キャッスルロードは、彦根城から南東に位置する京橋の目の前。 幅6mのキャッスルロードは、慶長8年(1603)彦根城築城とともに整備された城下町の町割りのなごりだ。 ロード名の由来となった京橋からで中壕を渡って行こう。
江戸時代に彦根の特産だった和ろうそくなど、あかりと香りのグッズがそろう夢京橋あかり館をはじめ、数々の店を巡って彦根のお土産探しにもうってつけ。 彦根のゆるキャラとして全国的にも有名なひこにゃんグッズもお見逃しなく。
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東京湾アクアラインで海上を横断。 幻想的な亀岩の洞窟・濃溝の滝を観た後は、「まるはま」で南房総産の新鮮な海鮮浜焼きを堪能する。 そして、石仏のある日本寺を散策し、鋸山の山頂から「地獄」をのぞく。 温泉のあるかぢや旅館に到着後は、鋸山のふもとから湧き出るお湯で心身を癒す。
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